桃太郎伝説

桃太郎(ももたろう)は、日本のおとぎ話の一つ。「桃太郎」が、お婆さんから黍団子(きびだんご)を貰って、イヌ、サル、キジを従えて、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語。

ですが、諸説あり、桃太郎の出生に関しては、桃から生まれたとする場合や、桃を食べた老夫婦が若返って子供を産んだとする説もあります。

明治時代初期までは桃を食べて若返ったお爺さんとお婆さんの間に桃太郎が生まれたという回春型の話[の方が主流であったようでもあります。この他にも「赤い箱と白い箱が流れて来て、赤い箱を拾ったら赤ん坊が入っていた」、「川上から2つの桃が流れて来たのでお婆さんが『緑の桃はあっちゃいけ、赤い桃はこっちゃ来い』と言うと赤い桃が寄って来た」など、物語に差異のあるものが多数伝わっていますが、果たして…

また、お爺さんとお婆さんの期待通り働き者に育ったとする説や、三年寝太郎のように力持ちで大きな体に育つが怠け者で寝てばかりいるとする説もあり、後者だとすれば、鬼退治ができたものかどうか…。

桃太郎のモデルになったとされる“吉備津彦命”(TOP>“吉備の国”を見てね^^)が、吉備国(岡山)の鬼・温羅(うら)を退治して国を平定したことが語り継がれて、江戸時代に曲亭馬琴の草双紙「童蒙話赤本事始」が初版本で五大昔噺(「童蒙話赤本事始」を原著として桃太郎、花咲爺、舌切雀、猿蟹合戦、かちかち山を巧みに組み合わせて動物を擬人化して仕立てた小説。)の冒頭を飾り、広まりました。

いずれにしても、現在伝えられている“桃太郎昔話”になるまで、時代の流れの中で、その時代に沿うように解釈•アレンジされており、時代背景の影響を多大に受けていることが分かります。

鬼ヶ島は本当にあったのか?

犬•猿•雉はなぜ家来になったのか?

本当の“桃太郎伝説”とは如何なるものか!?

本館展示資料があなたの答えを導きだします。。。